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人と共生する水虫:角質増殖型水虫

水虫というとどうしても「かゆい」というイメージがありますが、かゆくない水虫も多いのです。
角質増殖型の水虫がその代表です。
水虫を引き起こす白癬菌の99%以上がトリコフィトン・ルブルムとトリコフィトン・メンタグロフィテスです。
人間の皮膚を好んで住みついている水虫菌です。

最初は皮膚に侵入すると免疫細胞に発見され、免疫反応が生じて趾間型や小水疱型の水虫になります。
長い年月が経つと、水虫菌、とくにトリコフィトン・ルブルムは人と共存するようになります。

つまり、水虫菌に対する免疫反応が起きなくなり、赤くなったり、水疱をつくったりせず、かゆみもなくなるのです。
しかし水虫菌は角質層の中で増殖を続けますので、やがて角質は厚く硬くなり、もろくなります。
こうして形成されるのが角質増殖型の水虫です。

なぜこの水虫菌だけが免疫反応を起こさず人間の角質の中に長期間生存できるのかは、解明できていません。



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